アディポネクチンは過剰な食欲を弱める働きがあるとの研究結果が発表されました
アディポネクチンは空腹/低血糖時の過剰な食欲を弱める働きあり
8月10日、医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト”QLifePro 医療NEWS”(http://www.qlifepro.com/)にアディポネクチンは空腹/低血糖時の過剰な食欲を弱める働きがあることを自治医科大学と東京大学大学院のチームが発見したと8月9日付け「Scientific Reports」に掲載されたこと載せました。
その記事によると、「自治医科大学は、血糖値(グルコース濃度)の高低により、アディポネクチンの食欲作用が亢進と抑制に切り替わることを世界で初めて発見したと発表した。この研究は、同大学医学部統合生理学部門の矢田俊彦教授と須山成朝助教、東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科の門脇孝教授と窪田直人博士らの研究グループによるもの。研究成果は、「Scientific Reports」に8月9日付けで掲載されている。」と書かれています。
ここまでの文章でもかなり難解なので、掻い摘んで情報を載せるとこのようになります。
空腹時、低血糖時にアディポネクチンを脳室内へ投与すると摂食量が減少した。つまり食べる量が減ったということですね。この作用は、空腹時、低血糖時の過剰な食欲を弱める働きがあると推定されるとしている。ということのようです。アディポネクチンが中性脂肪を減らす、その結果として体重を減らす可能性があることは、岡部先生の著書でも書かれているのですが、食事を摂る以前の食欲自体を減らす可能性があるというのは驚きですね。
将来的には、肥満や摂食障害(過食症、拒食症)の新らしい治療法のヒントとなることが期待されるそうです。
詳しくは下記から、”QLifePro 医療NEWS”のサイトを見ることができますので、興味がある方はご覧ください。